「内側の魅力」を出すために外側を磨く
競争率の高いところは平均値が高い
婚活がうまくいかないと悩んでいる女性が相談に来たことがあります。
料理教室に通ったりエステ行ったりして頑張ってきたつもりだが、結婚が決まらない
専業主婦に憧れていて、ある程度収入の高い人を選んでアプローチしてきた
親しくなるが、それ以上進まない
というんです。
かなり競争率の高いところを狙っていますよね。
誰だって、結婚するなら高収入の男性がいいに決まってますよ。
だからスッゴイ競争率ですよ。
みんなが狙っているということは、他の人も同じように努力しているということです。
だから、みんなと変わらない、つまり平均なんです。
それだと男性側から見れば誰でも同じように見えます。
それじゃつまらないでしょ?
つまらないと感じてしまうと誰でもそれ以上付き合う気にはなりません。
もちろん、先ず、「連れて歩きたい!」と思われることは大事です。
最初のきっかけをつかむためには、平均値の高いところでは外面にも磨きをかけて平均を維持することは当然のことです。
でも、「あなたのことをもっと知りたい!」と思わせなければ、伴侶候補として選ばれることはないでしょう。
料理を上手に作れたとしても、手料理をふるまう機会がなければ意味がありません。
「あなたの手料理を食べたい」「あなたでなければダメだ」と思えるほどの強い信頼関係があればこそ、料理の腕を振るえるんです。
内面から出る魅力が唯一の存在になる
以前、超イケメンでスポーツマン、高収入の男性と話したことがあります。
彼には片思いの女性がいました。
彼が思いを寄せている彼女は見た目には「ごく普通の女の子」で、彼がアプローチしても相手にしてもらえないんだそうです。彼ほどの男性なら好条件だし、その彼女にこだわらなくてもいいんじゃない?と言うと、「彼女じゃなきゃダメだ」というんです。
彼女はボランティア活動で知り合った女性なんだそう
活動計画や企画を練るメンバーのひとりで、彼女の考え方や行動に衝撃を受けたんだそうです。
それまでの彼はどこに行っても取り巻きがいて、ずっとちやほやされてきました。いつも彼の意見が通る環境にいたんだそうです。
でも彼女は彼の考えの不備や甘さをしっかりと指摘してきたんだそうです。ボランティア活動にかこつけて、彼に取り入ろうとする女性ばかりに囲まれてきた彼にとって、それはかなりの衝撃だったそうです。
彼女の意見は的を射ていて、活動が以前よりスムーズに進むようになったらしく、彼はこれまでの自分がお山の大将になっていたということに気が付きました。
彼の周りにいた女性たちは、彼に好かれようとご機嫌を取り公私混同もいいところ、それは彼も分かっていたけれど別に嫌な気はしなかったのだとか。
ところが彼女は、彼のことを気にも留めず、ボランティア活動のあり方をいつも考えて行動をしていた、これまで彼のそばにいた女性たちとは全く違うのだと分かったのだそうです。
彼にとって、スタイルがいいとか美人だとか料理が上手だとかは重要ではない、それらは普通にしていても手に入れることが出来てきたから。
でも、彼女のように、人のご機嫌伺をせず、自分の考えをしっかりと述べ、堂々と行動していく人は彼のそばにはいない。それは、外見ではない、人としての魅力、彼女の内側の魅力です。
彼にとって彼女は自分のあり方を気付かせてくれた唯一の存在だったんです。
内側にある魅力が相手を引き付けます。
外側を磨くだけではなく、自分の中にあるものを出していく。
それは、ほかの人にはないその人独自のものです。
人は、人の内側にあるものに惹かれると「その人じゃなければ」という気持になります。
外側を磨くのは内面の魅力を出していくため
料理教室に通ってとか、エステサロンで磨いてとかジムで鍛えてとか、外側を磨くことはとても大事です。
目に見える成果を得ると自分により自信がつくし、自信がつけば、それだけ自分の魅力が増していきます。
外側を磨くのは、自分の内面の魅力を出しやすくするためと言えます。
自分の良さ、自分の魅力が相手に届きやすくなるように道を付けている感じです。
どんなに内側に素晴らしいものを持っていても、実際に関わりあうきっかけがなければ何も始まりません。
逆に、自分の内面に自信がなくて、外側を磨くことで何とかしようとしても効果がありません。
先ず、「自分の内面の魅力」をしっかり自覚することです。
その「内面の魅力」が決め手になります。
外側を磨くのは
「内面の魅力」という決め手を出すステージに上るためなんです。