幸せになるには「執着」を手放すこと
「離れたくないんです!」「忘れられないんです!」「結婚したいんです!」
と切実なあなたへ
その気持ちはよくわかりますよ。
相手の気持ちはどうですか?相手もあなたと同じように思っていますか?
現実を冷静に見てください。あなたの思い込みだけで行動していませんか?
自分を中心に考えると、自分が主人公の恋愛ストーリーですから、あなたの思うとおりに物事が運ぶようになっています。
でも、相手には相手が主人公のストーリーがあるんですよ。
あなたにとっては、相手は「運命の人」という超重要人物かもしれません。
でも、相手にとってあなたはどうでしょうか?
あなたは、相手の「運命の人」の位置にいますか?
相手にとってのあなたの存在はどういうものか、きちんと確認できていますか?
たとえば、相手からはっきりと付き合いを申し込まれているのか
結婚の約束ができているのか、相手の意思を聞いているのでしょうか?
あるいは、ほかの人とは違う特別待遇で大切に接しているとわかりますか?
その人はあなたを幸せにしようと努力していますか?
あなたのためにその人の時間をどれくらい使ってくれていますか?
相手が自分にどんなふうに接してきたのか、冷静に振り返ってみてください。
自分にとって都合の良い解釈になってしまわないように、親しい友人とか信頼している年上の人とかに聞いてもらって、客観的な意見をしてもらうのもいいでしょう。
その場の雰囲気で燃え上ってしまうとその雰囲気に流されがちだけれど、みんながみんな「愛」というのではないでしょう?
ちょっと冷静になって考えてみてくださいね。
深い関係になったからと言って「愛されている」「愛している」わけではないんです。
たとえば同棲したからといって「結婚」するわけではないんですよ。
けっこう、自分の思い描いている恋愛ストーリーで勝手にその気になっていたりするけれど、現実はストーリーどおりにはなりません。
生身の人間相手ですから、目の前にある現実をしっかりみてくださいね。
あなたが相手の気持ちも確かめずに思い込みで行動しているなら、それは「愛」ではなく「執着」です。
自分の思い描いている恋愛のストーリーに執着しているだけで、相手と愛し合っているのではありません。
「愛」は相手のために「執着」は自分の満足のためにある
「愛」は人を輝かせ「執着」は人を醜くする
「愛」は平和を導き「執着」は争いを生みだす
あなたが相手に執着すればするほど、相手が離れていきます。
相手どころか、あなたにとってもっといい縁の人が引き寄せられなくなります。
「執着」は幸せを遠ざけてしまいます。
それは凄くもったいない!
あなたの人生にとってこんな損なことはありません!
そろそろ脈のない相手への執着を手放しましょう。
そして本当に愛し合える人と出会う方向に歩きだしてください。