「結婚」の決断は慎重に!!
「この人と結婚して大丈夫?」と決断できないあなたへ
このところ結婚に関する相談が多いです。
様々なことで世の中が不安になると、何かあったときにひとりでいるのは心細い。
誰かにそばにいてほしいと思う気持ちが強くなるんでしょう。
すぐにでも結婚したいみたいな勢いで相談にやってきます。
でも、こちらからすると「へ?なんでこの人と?」
ということがけっこうあるんです。
「結婚したい、早く落ち着きたい」という気持ちが先行してしまうと、相手を冷静に観ることができなくなってしまうんですね。
「結婚」とは、他人と現実の単調な日常生活をおくることです。
恋愛時代のラブラブが、結婚後もずっと続くわけではないんですよ。
結婚生活の中で、育った環境からくる小さなことの違いが気になりだすと、けっこうストレスもたまります。
その相手のことが好きで、欠点も含めて好きでいられ、一緒にいたいと思えるからこそ、違いを受け入れていけるし、単調な日常生活も送ることができるでしょう。
相手のことが不安で、自分の相手に対する気持ちも今ひとつ不安という状況をそのままにして、「結婚すれば幸せになる」なんてことはありません。
今幸せを感じていればこそ、結婚しても幸せでいけるんです。
結婚前の今、付き合っている時代に既に「不安を感じる」ということは、結婚したらその不安は、さらに大きくなるでしょう。
こうして相談に来るという時点で、実は、心の奥が「ダメダメ」サインを出しているんじゃないでしょうか?
そんなときは焦って結論を出してはいけませんよ。
最近の世の中は、災害も犯罪も多く、不安だらけですよね。
こういう事態のときは、
「早く安心したい」
「早く安定したい」
という気持ちが先走り、判断を誤りやすいですよ。
大震災後、傍にいて支えてくれたということで「運命の人だ!」と思ってしまい、恋愛関係になったが、相手側に家庭があることが後で分かり、泥沼になったという相談を受けたことがあります。判断を誤ってしまった例ですね。
非常事態などでは、心理学的に恋に落ちる確率が高いんですよ。
勘違いしやすい状況にあるんです。
普通に考えれば、非常事態の時に、近くにいる者同士が助け合い支え合うのは当たり前です。
でも、冷静じゃないから客観的にみることができなくなってしまうんですよ。
まず、今の縁がどんな縁なのかをしっかりと観てください。
あなたが落ち込んで情緒不安定な時に、その人と出会ったのではありませんか?
たとえば、試験に失敗したとか、失恋したとか、事故に遭ったとか、
あなたに辛いことが起きたときに出会った人ではありませんか?
今、あなたはそこから立ち直っているんでしょう?
立ち直ったあなたの目でその人を見てどう感じていますか?
これまでの相手との関わり、これからの関わりをじっくり考えて判断していきましょう。
「結婚」の決断はあなたの人生を変えます。
だから焦って結論を急がなくていいんですよ。
人生の重大な決断は慎重にしましょう。