結婚の決め手は「心にある風景」
結婚相手を決められないあなたへ
結婚相談所に登録すると、年齢とか年収とか、それなりに希望条件は揃っている人と出会うことが出来ます。
最初の段階で希望条件が合う人を抽出してセッティングするから、相手を知るための時間が短縮されるんで、結婚を真剣に考えているけれど出会いに恵まれない人にとっては有難いサービスですよね。
会費を払って登録しているくらいだから、みんな結婚を意識しているし、ある程度社会経験を経ているので、お互いに話も合わせることができます。
ところが・・・
「みんな同じような条件だから決められない」
と、嫌な感じはしないけれど決め手にも欠けるという相談がけっこうあります。
なかなか決められないと悩んでいる人に
「デートでいろいろ話が出来ましたか?」と聞くと
「何回か食事に行ったので、その店の話とか料理の話とか、あとは世間話とかですかね」
という答えが返ってきました。
食事メインのデートだとそんな感じになりやすいですよ。
その店の話とか出された料理の話とかは最初の話題としては当り障りなくていいですよね。
世間話とかも、第1回目のデートなら相手の環境を知るのにいい話題だと思います。
でも、毎回そんな当り障りのない会話ばかりだとつまらなくなります。
「別にこの人とそんな話しなくてもよくね?」となってきます。
わざわざ時間とお金を使って世間話で終わり?
異性と食事したいだけなんじゃないか?
別に自分じゃなくてもいいんじゃないかな?
そうなると、もやもやな気持ちが膨らんでキャンセルとなり、そんな感じの交際を繰り返してしまいます。
相手を知るためのコミュニケーションとは?
年齢とか年収とか家族構成とか相手の外側の情報が会う前に手に入る場合
会った時に根掘り葉掘り聞かずに済む分、それを手掛かりに相手のことをより深く知っていくためのコニュニケーションが必要になってきます。
会う前に相手の外側の情報が入らなかった場合
出来るだけ早めに相手から聞いた方がいいんですが、年収とか聞きにくいですよね。
相手がどんな仕事をしているのかを聞けばだいたいの見当がつきます。
外側の情報が分からないまま、結婚相手として考えていくのはおすすめしません。
必ず相手の外側の情報をきちんと知りましょう。
そのうえで、結婚生活を一緒に出来るかどうか、コミュニケーションを通して相手を知っていくことが大切です。
結婚は、それまで他人だった人と家族になって日常生活を一緒にしていくもの
「日常生活を一緒にしていくことが出来るかどうか」が最大のポイント
恋愛関係だけなら、デートの時にいいカッコしてれば相手には分からないし、自分もムードに酔うことが出来ます。
でも結婚となると、デートの時には見せていない自分が大部分を占めるんです。この見せていない大部分を知るコミュニケーションが必要になってきます。
それには、どんな思い出があるのかを語り合うといいでしょう。
いきなり相手に聞くのではなく、先ず自分から語りやすい「楽しい思い出」を一つ出していきましょう。
あなたが楽しく話せるなら「失敗談」とかいいですよ~
たとえばサークル活動とか
部活動とか
子どもの頃の遊びとか
ちょっと前のことから少しずつ遡っていくと話しやすいかなと思います。
これまでの人生をどのように生きてきたのかを知るには
心に残っている思い出を知るといいです。
特に小さい頃の思い出はその人の奥の部分を表すことがあります。
ここで大切なことは「楽しい思い出」を話すことです。
辛い思い出を出してはいけません。
もし相手から辛い思い出が出たのなら、それは聞いてあげましょう。
でもね、あなたが楽しい思い出を話しているのに、相手が辛い思い出を言うのってどう?
ちょっと空気読めないんじゃないかな?
楽しい思い出が浮かばなかったとしても辛い方を出さなくてもいいよね。
違う対処法があるでしょ?
こういう配慮のなさが問題ですよ。
こんな場合は、今後の付き合いを慎重にした方がいいでしょう。
さて、ポイントは
相手があなたの話を聞いてくれて興味を持ってくれたかどうか
相手が自分のことも語ってくれたかどうか
あなたは相手の思い出話を聞いてどんな印象を持ったか
あなたは相手のことをもっと知りたいと思ったかどうか
そして一番大事なことは
「お互いを語り合う時間が持てて充実したと感じたかどうか」
以上のことがクリア出来なければ、結婚相手としては難しいですね。
楽しい思い出が「心にある風景」
楽しい思い出を思い出せる人であることが重要ですよ。
お互いがその風景を眺めることが出来たなら、二人で語り合ったその時間は、二人の心の風景として刻まれていきます。
ふたりでひとつの「心の風景」を創っていける相手であることが、結婚の決め手です。
結婚相手を決めかねていたら参考にしてください。