切り札のタイミング
恋愛にはある程度駆け引きも必要です。
自分からガンガン押してばかりでは、相手がいつもあなたからの行動に反応するだけになってしまいます。
プレゼントしたら受け取ってくれた
料理とか作ったら食べてくれた
悩みとか相談すれば聞いてくれた
でも、そのあと相手からのアプローチがないという、相手が「待ちの態勢」になってしまいます。
そうなると相手が自分のことをどう思っているのかわからなくなりますよね。
ひとつ押したら相手の出方を見て、相手からのアプローチがあったら、次の行動に出るといいですよ。
「駆け引き」というと計算高いという印象をもつかもしれませんね。
自分だけ燃え上がる独り相撲にならないように、相手と気持ちを量りあうための工夫だと思ってください。
ある日、なかなか恋愛が成就しないと言ってやってきた女性は、料理が得意なかわいらしい人でした。
好きになった相手にはせっせと尽くし、手料理も振舞ったりするタイプです。
相手も凄く感激して食べてくれるらしいです。
ところが、いつも、つきあうところまでいかずに終わってしまうというパターンでした。
彼女は料理が得意ということは、料理が彼女の「切り札」、つまり「勝負の札」ですね。
もちろん、男性にとっては「女性であること」が最大の魅力ですから、「女性であること」が「切り札」であることは言うまでもありません。
彼女の場合、そのどちらの「切り札」も相手の気持ちを確認する前に、使ってしまったんです。
さらに、彼女は職場の人を好きになることが多く、長年勤めていた職場には、彼女の手料理を食べた男性が何人かいるというのも「切り札」の価値を下げてしまいました。
いつ「切り札」を使うのか、タイミングが駆け引きの最大のポイントです。
それは、よく相手をみればわかります。
プレゼントをあげたら、相手からもプレゼントがきましたか?
それは相手の気持ちを感じられるものでしたか?
たとえばあなたの喜びそうなものを選んでくれたとか、あなたのことを分かってくれている感じでしたか?
相手の方から、ふたりでどこかに出かけようとお誘いがありましたか?
あなたのことを女性として大切に考えている感じですか?
あなたがガンガンいくだけでは相手の気持ちを分かることが出来なくなります。
あなたのことを「都合のいい女」の位置に置いている場合だってあるんですよ。
お互いに最後の一枚「切り札」で勝負しましょう。
あなたの「切り札」を出す必要のない相手だっているんですよ。
焦らずにあなたの「手持ちの札」を使いながら、相手にもしっかり「相手の札」を使わせることが大事です。
あなたを誰にも渡したくない!と相手に思わせるところまで行って「切り札」を出しましょう。
相手の気持ちがあなたに定まっていないのに「切り札」で勝負してはいけませんよ。
ギリギリまで追い込んでいってこそ本物の恋愛です。