「魂の契約」と「運命的な出会い」について
運命の人と結婚したら幸せになれる?
「運命の人」や「運命的な出会い」と言う言葉を聞くと
なんとなくザワザワドキドキしませんか?
私のところに来る恋愛相談でも、「この人が運命の人かどうか知りたい」という内容のものがけっこうあります。運命の人と出会って結婚したいと願っている人が多いんです。
多くの人は、運命の人と結婚したら幸せだろうと考えるみたいですが、どんな幸せをイメージしているのかなとちょっと心配になります。それは、その人との生活が精神的にも物質的にも豊かで恵まれたものになるという「幸せ」とはちょっと違うものになる可能性があるからです。
なぜかというと
「運命の人」にもいろいろあって、この地球上での肉体を持った自分が運気の流れのポイントで出会う相手の場合と、魂の時に契約していた相手の場合があるからです。
運気の流れのポイントで出会う相手については「運命の人とは」という記事でお伝えしていますので、そちらをご覧ください。
今回は「魂の契約」の相手について可能な限りお伝えしようと思います。
「魂の契約」って何?
魂というものは永遠の存在で、霊的宇宙を進化の旅を続けていると言われています。
そして、肉体と言う道具を使って生きることを学ぶために地球を選んでくるのだそうです。
「この地球で学ぶ」ということを決めた魂は、肉体を持つ前の魂の段階で、何をどのように学ぶのかある程度決めてくると言われています。その時に学び合うグループやパートナーとなる存在も決めるんだそうです。これが「魂の契約」です。
お互いに「地球では一緒に学ぼうね」と了承してから肉体に入るんですが
肉体をもって生まれたときには、この決めてきたことは全て記憶から消されてしまうそうです。
そうして生き続けて来た人生の中で「あれ!?」と何か感じることが出てきます。
一度も行ったことがない場所でも懐かしいような感覚になったり
初めてあった人なのにどこかで会ったように感じたりします。
これは魂に刻まれた過去の記憶です。
この地球で、何度も生まれ変わりながら学びを重ねている魂に刻まれた記憶だと言えますが、その中でも特に強く感じるものがあれば「魂の契約」にかかわる可能性があります。「あれ!?」と何かを強く感じたら、今生で学ぶべきことがそこにあるというメッセージが来たということでしょう。
そこに意識を向けていくと、「あれ!?」という感覚が引き金になってそれまでの人生が大きく変わり出します。
「ああ自分は本当はこうなんだ」
「こうしている時の自分に一番納得できる」
と心の奥深いところから実感するようになります。
自分の本当の居場所に気付き始めると、これまで見過ごしてきたことや分からなかったことが分かるようになり、感覚が冴えてくるので、巡り合う人もこれまでの出会いとは違ったものになります。
感覚が冴えてくるということは、迷いがなくなるということ、自分にとって本当に必要なものだけを選んでいくようになるということです。「魂の契約」の相手と出会える状態になったと言えるでしょう。
「魂の契約」の相手と結婚したら幸せになれる?
魂の契約と言うのは、「一緒に学ぼうね」「協力し合ってお互いに成長していこうね」という契約ですから、何をどのように学ぶのかその契約内容によっていろいろな幸せがあります。それは、これまで自分が思い描いてきた幸せではないかもしれません。契約内容によっては結婚というストーリーがない場合もあります。
では結婚できないから不幸かというと、そもそもその人生に「結婚」というストーリーを入れていない契約もあるんですよ。
たとえば、何か一つのことに集中してそれを完成させることに今生の全てを捧げるということを選択した魂の場合、「結婚」が意識にないんです。これは、今生の現実的な結婚の形を望まないということであって、人を愛さないのではないです。結婚に繋がる愛とはちょっと違う、相手をとても大切に思っているからこそ、それぞれの人生で完成すべきものに集中することで、お互いの存在を確かめ合うという愛の形もあります。
え~!?何それ?と思いますか?
もし私の相手がそんな契約だったらどうしよう~とか
そんなの嫌だなとか思った方は、その人生にそんな契約はしていないという証拠ですから安心してください。
これはそれぞれの契約内容なので、その契約者同士は魂レベルで理解しているんです。
他の人がこの契約を理解出来なくても問題ないんですよ。
「魂の契約」の相手と出会える?
実は、「魂の契約」をしたからと言って必ずその相手と出会えるわけではありません。肉体に入った時に契約内容が記憶から消されてしまっているので、思い出すのに時間がかかってタイミングを逃したり、出会ってもその相手に気付けないほど自分の感覚が鈍っているため、分からないまま過ぎてしまったり、この世の欲望や感情に流されて相手を間違えてしまったりして人生を過ごしていくこともあります。
「魂の契約」の相手と出会うと、感じ方は人によっていろいろですが、雷が落ちた感じがした人もいれば鐘が鳴ったみたいだと言う人もいれば、電流が走ったという人もいれば、この人だ!と言う声が聞こえたという人もいます。また、出会った瞬間から温かい感覚や何とも言えない安らぎがあったとか、ふたりでひとつになったという感覚とか、衝撃はないけれど自分の奥に広がる安心感があったという人もいます。
感じ方はいろいろでも、出会った時には共通している状態があります。
それは、何のこだわりもしがらみもなく、不安や恐れもなく、心に曇りのない状態のときです。
そういう状態では直感が冴えます。そして自分が感じたことを素直に受け取ることが出来るんです。
でも、心が不安定だったり物質的な欲望が先立ったりしていたら、相手と出会っても分かりません。
たとえば、
「高収入で安定した職に就いている人と出会いたい」とか
「寂しいから誰かと一緒になりたい」とか
「ひとりじゃ老後が心配だから」とか
自分の都合や感情が優先してしまうと直感を受け取りにくくなります。
なかには、不倫関係の相手を運命の人だと思う人もいます。
でも、「不倫関係」を選んでいる段階で既に感情が優先している場合が多いんじゃないでしょうか。
もし不倫相手が「運命の人」だと確信するなら、「魂の契約」段階で相当の試練を約束していることになります。「魂の契約」というのは、今生で魂が肉体を使って成長するための契約なので、「不倫」でなければ成長できないということですから、相当の覚悟が必要です。
このことについては別枠でお伝えします。
既婚者同士で出会って、お互いに出会った瞬間に「この人だ!」と直感したケースがあります。このことは「踏みとどまるのも愛」と言う記事でお伝えしているのでご覧ください。
「魂の契約」の相手に出会いたいなら出会う位置に行く
先ず自分の状態をきれいにすること、真っ新な状態にすることです。
それには不要なものを処分していくのが一番手っ取り早い方法ですよ。
物質的にも精神的にも肉体的にも、不要なものは手放してください。
「魂の契約」の相手との出会いは、一緒に学んで幸せを創っていくため
もしかしたらすぐに幸せだとはならないかもしれません。
お金で苦労するかもしれないし人間関係で辛い思いをするかもしれません。
こんなはずじゃなかったのに・・・
なんでこんな目に遭うんだろ・・・
と、契約内容によっては、泣きたくなるようなことが押し寄せてくることもあるでしょう。
そんなとき、出会った時の直感が支えになります。
そして、「あ、こういう契約だったんだ」と理解することになるでしょう。