その恋愛は人生の「罠」
恋愛で人生の選択を誤ってほしくないあなたへ向けてお話ししましょう。
恋愛相手と運気の組み合わせがとても印象的だった20代の女性のお話です。
(*当時の鑑定手帳をもとに内容をアレンジ・編集しています。)
「双方の親に反対されていてなかなか話が進まないんです。」
ーそれはしょうがないでしょう。それくらい覚悟してたんじゃない?
「慰謝料とか養育費とかで生活が苦しくなりそうなんです。」
ーそれもしょうがないでしょう。当然の結果ですから
「幸せになれるか不安なんです。」
ーあなた次第ですね。まず、しっかり覚悟してください。
恋愛対象としての位置と「妻」という位置は全然違いますから。
「妻」は、彼と現実の生活をしていくんです。
これには、彼の家族としてご両親や親戚との付き合いも近所との付き合いもセットで組み込まれています。
恋愛のときはそんなこと気にしなくてもいいんですよ。
ただその関係に浸っていればいいんですから。
彼は、現実から逃れたくてそういう関係になったんですから。
ふたりだけの甘い世界は、非現実の不確かな恋愛だからこそ成立してきたんですよ。
「結婚」は現実の生活、単調な毎日の繰り返しです。
恋愛のときのように、甘い言葉やお気に入りのレストランでの食事、プレゼントがそうそうあるわけではありません。
生活がかかって来ますからね。
一定の収入の中でまかないながら暮らしていくんです。
不倫は、結婚を意識してスタートすることはまずないですね。
ある意味純粋な恋愛かもしれませんが、多くの代償を払う恋愛だということを理解してください。
「実は、最近けんかばかりで彼とあまりうまくいかなくなって・・・」
ーそれは、非現実の世界で成り立っていたふたりが、現実に向き合わなければ
ならなくなったからですよ。
あなたが選んだ人生ですから責任もって乗り越えてください。
学童期のふたりの子供から父親を奪ってしまったあなたの人生の責任を果たしていきましょう。
もっと早く来てほしかったと思いました。
そうすれば違うアドバイスができたのにと・・・
人生にはいくつもの「罠」が仕掛けてあります。
そのなかでも最大の「甘い罠」に彼も彼女も見事にハマってしまっていたんです。
ふたりの生年月日と出会った年月から割り出すと、ふたりとも罠にハマる暗示がでていて危機的な運気の流れが見事に一致していたんですね。
私のところに来た時には「時遅し」でした。
だって彼は離婚してしまいましたから。
20代のほとんどを不倫に費やした彼女も気の毒ですが、40代で大切な家族を失ってしまった彼も本当にかわいそうです。
だって、彼が本当に愛していたのは奥さんなんですから。
子育てと親の介護で余裕のない奥さんに寂しさを感じた彼は、奥さんと同じタイプの若い女性との恋にハマってしまったんです。
「以前、奥さんと私って性格がよく似てるって言われたんです」
そこにすべての答えがあったのに・・・
「罠」にハマるとなにも見えなくなってしまうものです。
危険な恋愛は「罠」にハマっている可能性が大きいということを頭の隅に入れておいてください。