見えないものを信じる
「思いはみえないけれど 思いやりはみえる」
東日本大震災の時にテレビで毎日流れていました。
いい言葉だと思います。
では、見えている思いやりが思いのすべてでしょうか?
いいえ、そうではありません。
見えている思いやりは思いの一部にすぎないのです。
でも、見えているものだけで判断してしまうことが多い世の中になりましたね。
こんな物質世界でも、実は見えないものに支えられて成り立っています。
物事のやり取り、取引は根底に「信じる」という思いがなければ成り立ちません。
みんな何かを信じて、誰かを信じて生きているんです。
自分も誰かに信じられていることを忘れないでください。
「見えないものを感じ、それを信じられるかどうか」
それは人生を大きく変えていくことに繋がります。
世の中がこんなにも便利になると
どうしてもすぐ結果がみえるものの方を優先してしまいます。
すぐ手に入りやすいものを選びがちです。
これは、物質的なものだけでなく人間関係においても言えます。
でも、実は、自分を取り巻く環境はすべて
「縁」という目に見えないもので結ばれています。
物事も人間関係も「縁」、深い縁もあれば浅い縁もある。
腐れ縁もあれば宿命的な縁もあります。
決断が必要なときはその前に、どんな縁なんだろうと意識してみましょう。
言葉や行動にはならないけれど、感じられるものがあるはずです。
以前にも似たような出会いがあった?
初めての感覚?
自分の感覚を信じてください。
「縁」は人それぞれの人生に巡ってきます。
あなたには、あなたの人生だけに与えられた独自の「縁」があります。
その「縁」を感じ、つながりを信じると人生ってすごいな!と感動しますよ。
かく言う私は、ある人に初対面で強烈な縁を感じ、その後プロポーズされてから、2年間音信不通された後にその人と結婚したという経歴の持ち主です。
周りからはいろいろと心配されましたが、初対面で感じた強烈な縁以上のものはなかったんです。
私にとっては「結婚すべき縁」だったと言えます。
今の私は、その人との結婚でさらに繋がる「縁」が増え、そこから得たことや学んだことが大きな財産となっています。
「縁」は目には見えない財産です。
誰も奪うことが出来ないし、減ることも絶対にない。
でも、目には見えないけれど、圧倒的なパワーで人生を支えていきます。
あなたの「いい思い」や、そこから繋がる「いい縁」は目には見えません。
けれども、確かに幸せを運んできます。
目に見えないものを信じることは、本当に幸せになるための絶対条件だと言えるでしょう。